携帯からアクセスしたときにブログタイトルが長すぎて見にくかったので
「はたらくおっちゃんミニレポ集」から「ミニレポ&雑記帳」に変更しましたm(__)m

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去る2011年8月14日、NHK出版・宇田川スタジオと云うところに行きました。おっちゃんにとっては初めて行くスタジオだったそうですが、場所をざっくり説明するとNHK放送センターの筋向かいみたいなところなんだとか…。こちらに少しスタジオ内の写真があるんですが、2007年にできた新しいスタジオのようですね。
 
 
この日のお仕事は、9月17日に横浜みなとみらいにオープンした「カップヌードル ミュージアム」の中で放映される短編アニメ映画に使うための音楽録りでした。

ミュージアムの公式サイトのこちらに詳しく書かれてますが、インスタントラーメンやカップヌードルを世界で初めて開発した安藤百福さんの生涯を、そしてその安藤さんの創造的思考の原点となる6つのキーワードを、約14分のCGアニメにしたものなんだそうです。



あ、この安藤さんにちなんで、カップヌードル・ミュージアムのは正式名称は「安藤百福発明記念館」って言うんだそうですよ(^.^)b


作曲は蒲池 愛さん。おっちゃんは「前にもお会いしたことがあるような…?」って言ってましたが、うちでレポはさせてもらってないみたい。蒲池さんは現在までに「ミツカン 味ぽん」「ドモホルンリンクル」などのCMやNHK「おはなしのくに」などの劇伴、色んなアーティストに楽曲を提供したりストリングスアレンジをしたり…と、幅広く活躍してらっしゃる方のようです。生楽器のこともすごく勉強されてる方のようで、おっちゃんも感心してました(*^^*)


録音の内容としては笛1人でのダビング。事前に「ソプラノ・アルト・テナーリコーダー」というオーダーがあったようですが、実際にはソプラニーノ・ソプラノ・アルトを使ったそうです。きっとまたおっちゃんのことだから、オーダーにはない楽器も色々と「もしものときのために…」と持っていってたんだと思いますが、それが生かされましたね☆彡

現場で聴かせてもらった打ち込みの音源によると、曲の途中で何カ所かリコーダーカルテットのような音楽が入っていたそうです。で、テナーやバスのような低音パートは打ち込みの音源をそのまま使って、1番上のメロディだけをおっちゃんが吹くソプラニーノやソプラノやアルトの生音にする…という感じだったみたいですね。

録音終了後には実際にそのCGアニメを見せてもらったそうですが、短い時間に分かりやすく面白くまとめられてるいい作品だったそうで、それにこの日に録った音楽が合わさるとどんな感じになるのか、おっちゃんもとても楽しみにしてるようでした。


…というか、もう実際に会場で誰もが聴ける形になってるので、ぜひ出かけてその映画を楽しんできてくださいね。映画以外にはラーメン作りも体験できるようで、なかなか面白そうですよo(^-^)o
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去る2011年6月25日、池袋にあるSTUDIO VOXというスタジオに行きました。おっちゃんとしては初めて行くスタジオで場所も分かりにくかったみたいなので、駅から電話してお迎えに来てもらったそうです。

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あ、今回のお仕事ですが…色んな面において、うちにある数々のレポとは違うところが多いんです。まずはお仕事の依頼にしても、おっちゃんのHPの掲示板に「仕事を頼みたい」という書き込みがあったことから始まりました。その後の場所や時間の連絡、楽譜や音源のやりとりの全てをメールでするというスタイルも普段とはかなり違います。ふふ、たまにはこういうのも新鮮味があっていいですよねえ。


で、こうして依頼を受けたお仕事の内容ですが、2011年1月から放送されていた「魔法少女まどか☆マギカ」というアニメをリスペクトした同人作品とでも言ったらいいんでしょうか…この企画の主催者であるKyrieさんによると「原作の好きな人たちで、気持ちの落としどころがつかない人に着地点を提示すると共に、もう一度この作品を見たいと思ってもらうこと」なんだそうです。

残念ながら私はこの作品を見てなかったので原作ファンの皆さんがどういう点で気持ちの落としどころがつかなかったのかを図りかねるんですが、別の原作つきアニメ作品で同じような思いをすることはあるので、Kyrieさんたちのお気持ちは分かるつもりです。また、Kyrieさんは「もう一度この作品を見たいと思ってもらうこと」のあとに「その流れでDVDやBDを買いたいと思ってもらえれば理想的」ともおっしゃってたんですが、落としどころがつかなかった部分は自分たちで補完し、そうして原作とアニメの両方を大事に思いながらファンが増えていくことを願う…これ、とても素敵な気持ちの持ち方だなあと思います(*^^*)

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さて、その録音の行われたSTUDIO VOXですが、どちらかというとリハーサルスタジオのようなところだったそうです。ふむ…おっちゃんからそう聞いてオフィシャルサイトを見てみると、確かにレコーディング・リハーサルスタジオと書いてありますね。で、おっちゃんが入ったスタジオにはコントロールルームとかはなくて、演奏しているすぐそばでエンジニアさんが機材を操作するという、面白いスタイルだったそうです。

まあ、過去にエンジニアさんの意図するところがあって(主に響きの問題で)あえてコントロールルームで録音したことは何度かありましたが、またそのときとは様子が違って少し戸惑ったそうです…って、あのおっちゃんがスタジオで戸惑ってるというのも何か面白いですけどね( ゚艸゚)・;'.、

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録音スタイルとしては基本的には打ち込みのデータに生楽器をダビングするというもので、すでに一部分にソプラノサックスが入っていたそうです。で、おっちゃんのやる部分は途中でテンポが変わるところがあるらしく、現場にいらしたアレンジャーさんが目の前で棒を振ってくださることになったそうです。まあ、クリックが入ってるのでテンポが変わっても問題はないんですが、微妙なタイミングをきちんと合わせるためにも振っていただくことにしたそうです。それに、1人でダビングするときに棒がつくなんて贅沢なこと、そうは経験できませんもんね。おっちゃんも楽しそうでした(^O^)

そうそう、この録音の合間にあるスタッフのお1人とリコーダー談義に花が咲いたそうです。何でも、その方がとても変わったリコーダーを持ってらっしゃるとのことで見せてもらい、実際に吹かせてもらったりもしたそうですよ(^-^)

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おっちゃんが吹いた曲は「Sis puella magica!」と「Salve, terrae magicae」の2曲。
「Sis puella magica!」の方は日本語では「魔法少女になってよ!」という意味で、オリジナルは女声の多重録音による美しい3拍子の曲です。





それを今回のアルバムではフルートソロで始まり、そこに少しだけ静かに弦が入ったあとピアノを中心とした伴奏がつくというアレンジになってます。出だしのフルートソロのすぐあとでソプラノサックスとのユニゾンになるんですが、これがなかなかいいサウンドになってると思います。ソプラノサックスの方の演奏も、とてもお上手ですしね。そこへ更にアルトサックスが入ってきて、どんどん曲が盛り上がってくるわけです。で、また最後はフルートの静かなソロになって終わるんですが、ほんと綺麗な曲ですよ~。

それと、生楽器の部分は同じで、今度は室内楽のようなアレンジになってるヴァージョンもあります。こちらは弦やラテンパーカッションの音色に支えられ、とてもダイナミックなサウンドになってます。同じ曲なんですが、こうも表情が変わるのかと聴いててすごくいい気持ちになれます。

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「Salve, terrae magicae」の方は日本語では「魔法の世界へようこそ」という意味で、テンポの速い2拍子の曲です。これはオリジナルはピッコロで、そこにソロヴァイオリンや田代耕一郎さんが持ってそうな民族楽器が入ってきて、アイリッシュな雰囲気の漂う曲になってます。





で、今回のアルバムでも笛系はピッコロで、その下で分厚いオケが鳴るというアレンジになってます。おっちゃんの軽快なピッコロと壮大なオケでとても力強い感じの曲になってて、オリジナルとはまた違った雰囲気がいいと思います(*^^*)

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おっちゃんの音色が聴けるのはこの3曲ですが、ほかにも打ち込みのオケに生のトランペットを乗せた曲や、歌もの(アニメのテーマソングかキャラソン?)をリアレンジしたものなど、この作品に対する熱い思いがぎっしり詰まった全11曲のアルバムとなってます。そして、その気持ちの表れとも言いますか、このアルバムのタイトルは「Agedum! Puella Magica!(君に幸あれ)」と言って、作品に登場したキャラたちの物語後の幸せを願うという意味を込めてつけられたそうです。

また、この作品への愛はCDにも表れてます。
↓はCDの表と裏ですが、こんな感じでとても綺麗でしっかりとした作りになってるんですよ。中に入ってるCD本体の表面も魔法のステッキをイメージしたような、ピンクでキラキラしてて可愛いものとなってます。これは是非、実際に手に取って見ていただきたいと思いますね。

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このアルバムは、とらのあな・メロンブックス・D-STAGE・アリスブックスにて委託販売されてるそうで、価格は2000円。収録曲など詳しくはこちらの公式サイトをご覧ください。
また、この日の様子は公式サイトのこちらにもアップされてるので、ぜひ合わせてご覧くださいね(^.^)b



最後に、このアルバムに収録されてる曲を使ってのPVがありますので、貼っておきます。ニコニコ動画なんでログインが必要なんですが、映像がものすごく綺麗だし、歌のアレンジもかっこいいんで、ぜひ見ていただければと思いますo(^-^)o

去る7月3日に↓のようなコンサートがありました。

    


このコンサートには、東京交響楽団のチェリストである謝名元 民さんがいらっしゃってました。謝名元さんと言えば、前にこのブログのこちらこちらで、タジタジさんこと田尻 順さんとともにご紹介した面白い方ですよね。私は「じゃな」とか「じゃなさん」って呼んでます(^O^)

で、このときはそのコンサートのゲネプロ前に四国八十八ヶ所霊場の1番札所や藍染工房など、あちこちに観光に行かれたそうです。あ、その藍染工房では見学者にも藍染めを体験させてくれたそうで、じゃなもスカーフを染めてきたそうですよ。これがなかなかいい具合の濃淡で染まってて、思いのほか綺麗だったんです。いやほんと、私もほしいなあって思うくらいに…。

それなのに、そのスカーフを広げてもらって写真を撮るのを忘れたんですが、巻いてるところはしっかりと撮ってきました。相変わらずノリがよくて、韓流スター気取りでポーズをとってるじゃなをぜひ見てください(*^^*)

  



次は、↑のコンサートとは別の日なんですが、広島交響楽団の山崎大祐さんがオケの指導に来てくださいました。そして長女のホルンを試奏してくださったんで、その写真を…。

  

楽器はWenzel Meinlの205CLで、元東京交響楽団の首席奏者である竹村淳司さんが選定してくださったものです。AlexanderやSchmidなどなど数あるホルンの中では安い方だと思うんですが、それでもすごくいい音がするんですよ~。もちろん奏者の腕によるところも大きいんでしょうけど、楽器が持ってる基本的な音色が丸くて柔かで温かい感じなんです(*^^*)

そうそう、竹村さんと山崎さんは同い年で、しかも親しいお友達なんだとか…。この日も試奏しながら、竹村さんとの仲良しぶりを聞かせてくださってました。



最後にその竹村さんの写真を…♪



楽器は東京のドルチェ楽器で選んで送ってくださったんですが、そのあと1度だけオケの指導に来られて実際に目の前で吹いてくださったんです。そのときの長女の感激っぷりったらもう…いやほんと、素敵な音でした( ´ ▽ ` )



あ、記事タイトルの「写真いろいろ」からはちょっとズレますが、クラシックのお話つながりということで…タジタジさんがやってるシリウス弦楽四重奏団のHPに最近また動画を1つ追加してあります。ぜひ聴いてみてくださいね→こちら
2011年の夏アニメで1番ハマってた「NO.6」が、さっきついに最終回を迎えてしまいました。う~ん…やっぱり尺が足らなさすぎて、最後の2話(特に最終話)は恐ろしいまでの詰め込み感が…。原作9冊分もの内容を11話でまとめようってのが、そもそも無理な話ですよね。でも、これは原作を読んでるからこそ足りないと感じるんであって、アニメだけ見てる方はそうでもないのかな…アニメはアニメなりの解釈や展開があったんで、原作未読の方もわりと楽しめてたりして?


で、いろいろと書きたいところですが、うちのブログとしてはまずは音楽の話から…。
前にこちらで第8話と第9話で流れた劇中歌についてちょっと辛口で書きましたが、最終回でも「風のレクイエム」の方は流れました。ただし、今回は沙布役の安野希世乃さんがヴォカリーズっていうか「La」のみで…。しかも伴奏もハープとシンセに内蔵されてるコーラスみたいな音でシンプルにまとめてたんで、これはすごく綺麗だと思いました。安野さんの歌のあとに入ったスキャットみたいなのはビミョーですが…(^^ゞ

あと、紫苑の亡骸の横でネズミ役の細谷佳正さんが歌詞つきアカペラで悲しみに声を震わせながら歌い、そのあと先ほどの安野希世乃さんがまた柔らかなシンセ音に乗って優しく歌い上げるヴァージョンも…うん、このあたりの演出はなかなか感動的でしたねえ。まあ、それでもやっぱり基本的にこの歌が…特に後半の「魂よ、心よ…」のあたりからのメロディが思いっきり童謡っぽくて残念なことには変わりないんですが、第8話や第9話でのような作品の世界観とかけ離れた伴奏がつくよりずっとずっと素敵でした(*^^*)


☆いまならこちらで最終回が見えますよ♪


歌以外の劇伴部分は美しいメロディのものや勇ましい&荘厳な雰囲気のものもたくさんあったんですが、どこか一昔前のような雰囲気がするんですよねえ。これは曲の構成のせいだけでなく打ち込みの音質のせいもあるように思います。上手く言えませんが、もうちょっと生音に近い音色で、生楽器の奏法や響きに似せたような構成になってたらより良かったのかも。もちろんシンセでしか出せない味わいって部分はそのまま大事にしたいんですけど、楽器の部分はよりリアルな方が…ね(;^_^A

まあ何だかんだ言っても、私にとっては未知の劇伴の世界を覗き見ることができて良かったと思っています。音響監督の三間さんのツイッターで、どのシーンでどういう思いを込めて選曲したか…なんてのを読みながらオンエアを見るのも面白かったですしね。


そうそう、全11話のうちで3回くらいエンディングが先行したんです。そのうち1回は大サビまで流してくれたんですよね。これは曲がいいこともあって、視聴者の感情を強く揺さぶるのにとても効果的だったと思います。最終回なんかはまずステムでカラオケを流して、2コーラス目から歌を入れるという粋な入れ方でした。その曲のテレビサイズを貼っておきますね♪




それから、この作品の魅力の1つには声優さんの名演技も挙げられると思います。ネズミ役の細谷佳正さんはイヴとして舞台でハムレットを演じてるときにちょっと棒読みっぽいなあと思ったんですが、そんなの大した問題じゃないくらい全体的にすごく良かったです。紫苑役の梶 裕貴さんの怒号や絶叫はほんとに素晴らしかったと思います。作品の良し悪しを決めるのは脚本や映像と音楽の関係ももちろんですが、声優さんの演技によるところも非常に大きいですよねえ。だからこそ、なおさら思うんです。せいぜい学芸会レベルの演技しかできないタレントや歌手を、宣伝目的にアフレコに参加させるのは本気で止めてほしいと…。


あと、この作品で気に入ってたのは草薙さんの描く背景です。
↓は第9話の1シーンですが、この本棚に並ぶ古書の感じがすごく好きなんです(*^^*)

  

もちろん、これ以外にも素敵な背景はいっぱいありましたよ。そういや「黒執事2」の背景も草薙さんなんですが、それもほんとに素敵だったんです。何かあの作品に関しては、物語は斜め見で背景と劇伴ばかりに意識がいってたような…(^^ゞ



さて、最後に最終回を見た感想を…。
私は別に原作が完璧だとは思ってませんし(特に最終巻はやっつけ感が強かった気がしたし…)、アニメはアニメの解釈&展開で進んでもいいと思ってるんですが、それにしてもこの最終回はあまりに詰め込み過ぎな気がしました。そのためにキャラの心理描写やセリフが中途半端になってしまい、本当はキャラ同士の心の結びつきが見えてくるはずのところで片方のキャラがただの嫌なやつに見えたり、主人公をいったん死なせて歌で蘇らせるというアニメオリジナルな展開を入れたためにこの作品の大きなテーマの1つである「生にしがみつくこと」が軽んじられてるように見えたりして、ちょっと残念に思いました。

でも、ここまでの経緯や紫苑の亡骸に寄り添って自分も逝こうとしてるネズミの姿は第3話で2人の会話に出てきた「幸福の王子」にそっくりで、スタッフさんはこれを見せたいために紫苑を死なせたのかなあと思ってみたり…(^^ゞ




そういえば、脚本の水上清資さんがラジオで「紫苑とネズミの恋愛の関係性の移ろい…くっついたり離れたり、足並みが揃ったり揃わなかったり…最後まで噛み合わないんじゃないかと思うような恋愛関係がすごく魅力的で、それを最大限アニメで描きたい」って話してらしたので、やっぱりそちらに重きを置くためのカット&変更だったんでしょうかねえ。それとも、水上さんというよりは長崎健司監督に何か意図するところがあったんでしょうか…これはいつかインタビューとかで読んでみたいなあ。

何はともあれ、第5話で約2分にも渡って描かれたダンスのシーンや例の劇中歌を1コーラス丸ごと流してたのを少し削って(最終回での描かれ方をもって振り返ると、赤ちゃんやネット記者のエピソードも大幅カットで良かったような…)もうちょっと矯正施設や人狩りの意味を説明するとか、もっとキャラの心情が分かるようなセリフやエピソードを入れても良かったのでは…と思います。

   

あと、最後に紫苑とネズミがキスをして別れるという原作の中で最も美しくて切ないシーンは、アニメだけ見てると何でこの2人が別々の道を歩かなければいけないのか分からないような…原作未読の方は分かったんでしょうかねえ。大体、アニメだけ見てるとあれが「別れのキス」に見えちゃう気がして、その時点でもう原作の雰囲気とはだいぶ違うんです。あ、第7話のおやすみのキスやこのキスのためにBLだとかホモアニメだとか言われてるようですが、私はそうではなく…もっとピュアで深いものだと思ってます。脚本の水上さんも「恋愛」という言葉を使ってはいますが、決してBLとは捉えてなく「もっとスピリチュアルなもの」とおっしゃってたと思います。

で、原作ではNO.6を崩壊させるという目的を達成して別の地へ旅立とうとするネズミに紫苑が「一緒についていきたい!きみのいない世界なんて何の意味もないんだ!」と泣きすがり、ネズミに「浮遊する者である自分と留まる者であるあんたが一緒にいることはできない」と諭されるんですよね。そして「再会を必ず、紫苑」という言葉とともに誓いのキスをされるってシーンなんですが…その一連のやりとりが全てカットされた上に、アニメだと紫苑が「再会を必ず」ってセリフを言ってるので紫苑は再会は願ってるけどネズミとの別れをそれほど惜しんでなさそうだし、ネズミの方も子離れした親みたいな感じで二度と紫苑の前に現れないような雰囲気すらあります。原作のあのシーンがすごく好きだった私としては残念な演出なんですが、もしかするとアニメではあえて「別れのキス」という解釈で進め、ネズミの子離れと紫苑の親離れってことで2人の成長ぶりを描こうとしたんでしょうか?

それから欲を言えば、紫苑が母親である火藍と再会するシーン、その火藍にネズミが抱きしめられるシーンは原作ではわずか数文字でしか表現されてないんで、是非とも映像で見てみたかったです。そして、NO.6の再建委員会に入った紫苑がネズミと運命的な出会いをした台風の夜を思いながら大きく窓を開け放ち「入ってこい、ネズミ!」と、ただ一心にネズミを待つシーンも…。あ、でも、さっき書いたようなサラッとした別れ方だったんで、アニメの紫苑はそこまでネズミを待ってないのかな?




兎にも角にも、尺が足りなさすぎて残念…という思いが大きく残る作品でした。キャラデザも作画も背景も声優さんの演技も素晴らしかったんで、ほんともったいないです。でも、第1話と最終話で同じように紫苑を後ろ手に押さえ込んだときのネズミの表情の違いや、第2話でネズミが紫苑に手を差し述べたのに対し最終話では紫苑がネズミに手を差し伸べる絵にすることで2人の関係の変化を描いてるのかなあと思ったり、イヴが演じたハムレットの1シーンのセリフはそのままネズミの紫苑への心理を表してるのかなあと思ったり…1話から通して見るとまだまだアニメならではの面白い演出がいっぱいありそうなんで、そのうち見直してみようと思います。久々にいい作品に出会えて、良かった良かった(*^^*)


☆キャラクター原案のtoi8さんによるイラストも素敵でした(^O^)

      



↓10月11日追記
10月8日に発売になった「PASH!」11月号に脚本の水上清資さんの「NO.6は紫苑の物語だから、紫苑のセリフで締めたかった。だから原作ではネズミが言ってる"再会を必ず"という言葉を紫苑に言わせた。その方が2人の心の結びつきをより表現できると思った」というようなコメントが載っています。なるほどねえ…ふむふむ。

アニメ版「NO.6」には、第1話と第7話に出てきたチェリーパイ&ココア、第3話と第11話に出てきた手術シーン、第7話と第11話に出てきたキスシーンなどなど、全11話の中で色んな部分がリンクしてるんですよね。さらには最終話で紫苑がチップ(NO.6の全て=過去)を壊して赤ちゃん(未来)を抱いて歩いていくというシーンがあったり…とにかく「記号」を用いた演出がとても多い物語だったように思います。まあ、それ自体は悪いことではないんですが、そこにこだわるあまりに肝心な部分が色々と曖昧になってしまったような気がしますね…。

それから、10月5日に発売になった「活字倶楽部(2011夏秋号)」に載ってる原作者あさのあつこさんのインタビューを読むと、まだ原作の最終巻が出てないうちからアニメの制作に取りかかってたみたいですね。その時点であさのさんの頭に浮かんでる設定や展開はアニメスタッフさんに伝えられてたんでしょうけど、あさのさんはその場その場の思いつきでお話を書かれる方のようなので、先にスタッフさんに伝えられたあさのさんの構想が実際に発売になった原作にどこまで生かされてるのか…そんなわけで、アニメスタッフさんも随分と着地点に悩まれたんではないかと思います。

そこはほんとに大変だったと思いますし、そんな中でよくああやってまとめられたなあとは思うんですが、それでもやっぱり紫苑を死なせて歌で復活させるという展開には納得いきませんねえ。あの「NO.6」という物語においては「死んだ者が生き返る」なんてのは絶対にやってはいけないことだったと思うんです。あと、水上さんこだわりの紫苑による「再会を必ず」は、やっぱりネズミのセリフにすべきだったと思います。ネズミが言うからこそ、2人の心の結びつきが見えてくるのになあ。ああ、ほんとに残念…。
今日は中秋の名月でした。
うちの方でも21時か22時ごろまでは綺麗に見えてたんですが、その後は雲が出てきて真っ暗な空に…でも、ほんの少しでも見えて良かった!


さて、ついさっき松尾早人さんが今日のお月様の写真を送ってくれました!
ブログに貼ってもいいって言ってもらったんで、皆さんにもご紹介を…。一眼レフのデジカメで三脚とかは使わずに手持ちで撮ったそうですが、すごく綺麗に撮れてるでしょう?

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縦長の写真の方には小さく飛行機が映り込んでるの、分かりますか?


この2枚の他に、↓のような写真も送ってくれました。

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松尾さんは写真を撮るのが趣味だし、それがまたかなり本格的で上手なんで、いい写真が撮れるポイントを探してあちこち行かれたのかもしれませんね。それにしても構図といい、色合いといい、すごく素敵だと思いませんか?(*^^*)



あと、いまお仕事で群馬に行ってるお友達からも写真が届きました。ご本人は「杉にピントが合っちゃったよ…」って言ってましたが、それがまた逆に幻想的でいい感じですよね(^O^)

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最後はツイッターに貼ったものと同じで、私が撮ったものです…とほほ。

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去る2011年8月10日にサウンドシティのAスタで、名古屋の中日劇場で10月に開演される、加トちゃん一座旗揚げ公演「唄う弥次喜多道中旅日記」の音楽録りが行われました。録音現場には、ちょうどこの録音の少し前に45歳差の再婚で世間をにぎわせていたカトちゃんこと加藤 茶さんご本人もいらしてたようです。

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作曲は京 建輔さん。坂本冬美さんの「火の国の女」や吉 幾三さんの「雪國」などの編曲をされたほか、松平 健さんの大ヒット曲「マツケンサンバ」を作曲された方でもあります。あ、この「マツケンサンバ」の2と3は宮川涁良さん作曲なので、どうぞお間違えのないように…。あと、京さんはおっちゃんの高校、つまり堀川高校の先輩に当たる方なんだそうですよ(^.^)b


さて、この日の拘束時間は5時間半。舞台の音楽録りにしてはちょっと長めかなあという感じですが、↓にある進行表だけでもA3用紙2枚分という曲数で、しかも1曲ずつが長いってことで5時間半となったようですね。あ、ほら、舞台の音楽はその場の状況で少しくらい演技が延びても大丈夫なように、少し長めの曲を録るんです。映画の劇伴みたいに細かく曲の時間が決められていて、しかも絵と音楽をピッタリ合わせる…なんて作業がない分だけ楽なようですが、この曲数だとやっぱり大変でしょうね(^^ゞ

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この日は2ch同録(ツーチャン同録)という録音スタイルだったので、よほどのことがない限りは差し替えがない…つまり失敗はできないというすごい緊張感のある現場だったみたいですよ。ちなみにこの「2ch同録」のことを先日このブログのこちらでもご紹介したヴァイオリンの押鐘さんのお言葉を借りて言うと、ラジカセの前で「せーの!」で一斉に演奏を始めるって感じなんだそうです。

で、そんな緊張感のある現場で、でも5時間半もの拘束時間で、どうしても集中力が落ちてしまいがちなのを配慮されてか、現場では京さんが少しキツめのジョークを飛ばしてらしたそうですよ…って、どんなブラックジョークだったんだろう。ちょっと聞いてみたかったような…。とにかく、京さんはこんな感じですごくサービス精神の旺盛な方なんだそうです(*^^*)

ただ、そんな京さんに煽られつつもやはり元々の曲数が多いこともあって、おっちゃんが終わった時点で30分押しだったそうです。まあ、そのあとはだんだん編成が小さくなっていったはずなので、最終的には時間内に終わったのかもしれませんけどね(^^ゞ


で、この「弥次喜多道中」とタイトルからも分かるように時代物のお話なので、おっちゃんの方にも「篠笛とアルトフルート」というオーダーが事前に出ていたそうです。実際アルトフルートを使ったものは5~6曲あって、しかも尺八的な使い方をしてみたり、サスペンス的な雰囲気のものがあって、なかなかに活躍していたようです。

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メンバーは、ドラムス(武田光司さん)、ベース(ミッチー長岡さん)、ピアノ(木藤義一さん)、ギター(高島政晴さん・大久保 明さん)、ラテンパーカッション(鳴島英治さん・矢坂順一さん・片山茂光さん)、シンセ(猪股義周さん)、フルート&アルトフルート&ピッコロ&篠笛(おっちゃん)、ソプラノ&アルト&テナーサックス(近藤 淳さん)、トランペット&フリューゲルホルン(菅坂雅彦さん→横山 均さん他1名)、トロンボーン(広原正典さん)、パーカッション(越野禎子さん)、弦(佐藤のゆりさんのグループ:4422)、エンジニア(安木謙一郎さん)でした。

ドラムの武田さんはおっちゃんより少しお歳が下なんだそうですが、ベテランのジャズドラマーなんだそうです。また、エンジニアの安木さんはサウンドシティができた当初からいらっしゃるサウンドシティ専属のエンジニア…いわゆるハウスエンジニアさんなんだそうですよ。いまはもう舞台用の音楽などでしか2ch同録をする機会がないので、昔ながらのツーチャンが録れるエンジニアさんとして貴重な存在だっておっちゃんが話してました。

 
余談ですが、サウンドシティの廊下にはさだまさしさんのニューアルバム「Sada City」のポスターが貼られていたそうです。

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おっちゃんの話によると、普段なら廊下のこの場所にアーティストのポスターが貼られていることはないんだそうですが、さださんは曲作りから録音までほとんどこのサウンドシティでされてる関係で貼ってるんじゃないかな…とのことでした。そういや東日本大震災のあった3月11日も、このサウンドシティの1スタで曲作りをされてたそうですよ。ご無事で何よりでした(>_<)


このカトちゃんの公演は10月7日から26日までです。お近くの方は是非o(^-^)o
去る8月17日に4月から6月末まで放送されていたアニメ「C」のサントラが発売になりました。音楽は岩崎 琢さん。

このサントラに対して岩崎さんご本人はツイッターでこんなふうに語ってるんですが、だからこそ面白い1枚でした。





さて、全24曲のうちで2曲ほど、チェロの堀沢真己さんの美しいソロが堪能できる曲があります。そのうちの1曲のタイトルが何と「Charlie’s suffering」って言うんですよ~。

あ、堀沢さんが「チャーリー」って呼ばれてるのはご存知でしょうか。マサさんの話によると、堀沢さんは桐朋の学生時代にお友達とバンドを組んで文化祭で演奏されたそうなんですが、そのときの芸名が「チャーリー」で、それがそのまま現在の愛称になってるんだそうです。



で、今回の「Charlie’s suffering」ですが、何でチャーリーさんが苦しんでるのかというと、この曲が8分の9拍子なんだそうです。8分の9拍子っていうと、3+3+3で3拍子ってこと?でも、この曲は3拍子には聴こえんよ~?…くらいの知識しかない私にはさっぱりですが、実はこの曲は2+2+2+3(4分の3拍子+8分の3拍子)なんだとか…。そして、こういう変拍子そのものは基本的にはあまり難しくないんだそうですが、分子が大きくなると演奏者は自分で数えないといけないらしくてちょっと大変なんだそうです。

…って書きながらも、やっぱり何が何だか分かってませんn(;^_^A

まあとにかく、そんな難しい曲なのに、しかも岩崎さんに「チャーリーの苦しみ」なんてタイトルまでつけられてるのに、そんなことは微塵も感じさせない豊かで優雅で深みのある演奏をしてる堀沢さんがすごいってことですね(*^^*)


その「Charlie’s suffering」ですが、たとえばAmazonのこちらで試聴していただけますよ♪


今回のサントラには前にうちでレポを作らせてもらったおっちゃんのフルートの曲が収録されてないんですが、岩崎さんの内面がにじみ出てるような繊細で美しい曲やジャズっぽいのや、あと…ああいう曲調のは何ていうジャンルなのかなあ。とにかく、バラエティに富んでて素敵な1枚なんで、ぜひ機会があったら聴いてみてくださいねo(^-^)o
去る8月26日に、和田 薫さんがアレンジを担当されたとある録音がありました。

あ、録音当日にマサさんのブログのこちらに載っていたお仕事ですね。田代耕一郎さんのブログ(こちら)にも、この日の様子が書かれています(^.^)b


これはおっちゃんが撮ったコントロールルームでの和田さんです♪

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うしろにはマサさんとエンジニアの山田さんも写ってますね(*^^*)


諸事情によってまだ詳しいことは何も書けないんですが、時期が来たら和田さんと相談しながらお話できれば…と思っています。そのときをどうぞお楽しみにo(^-^)o



↓2012年1月21日追記
このお仕事は劇場用3Dアニメーション「ドットハック セカイの向こうに」の音楽録りでした。
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