携帯からアクセスしたときにブログタイトルが長すぎて見にくかったので
「はたらくおっちゃんミニレポ集」から「ミニレポ&雑記帳」に変更しましたm(__)m

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今日、宮崎慎二さん作曲による、とあるアニメの録音がありました!

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諸事情によりタイトルほか何もお話できないんですが、情報公開のその日までこのメンバーを見てあれこれ想像してみてくださいね(*^^*)

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おっちゃんのお仕事に密着して録音レポを作らせていただくようになって11年とちょっと。まだ何もかもが手探りだった最初の1〜2年はともかく、それ以降はアップ前に作曲家さんや関係者さんに内容チェックをしてもらうようにしています。

すると「はい、これで問題ないです」ってあっさりOKをいただけることもありますが、多くの場合は「ここはこれに差し替えて」っていう訂正から「そういや、このときはね…」とか「ああ、この曲はね…」など雑談に花が咲いたり、新たな情報がいただけたりします。で、それらをもとにまた下書きに手を加えて再度チェックのお願いをするわけですが、このやりとりが私にとってはものすごく心が満たされる大切な時間なんです。

レポがどんどん幅広く奥深いものになっていくことが嬉しいってのはもちろんですが、そうしたやりとりの中で作曲家さんたちの意外な一面や優しさに触れられることでますます好きになって、もっともっと応援したいっていうプラスのエネルギーみたいなのが沸き上がってくるのを感じられることは、私にとって本当に貴重でありがたい経験だなあと思って…(*^^*)


そうした思いをひしひしと感じながら、また1つ新しいレポができました!→こちら
4月から放送開始予定の「金田一少年の事件簿R」についてです。音楽は17年前に初めてアニメ化されたときと同じ和田薫さん♪


大尊敬してる和田さんだということと、あの人気アニメが帰ってくるってことで舞い上がりすぎたのか小さなミスを繰り返してしまい、和田さんには何度もチェックしていただくというどえらい迷惑をかけてしまいました…(>_<)

でも、11/16拍子の説明というちょっと専門的なお話から恒例の雑談まである楽しいレポに仕上がったと思うので、ぜひ読んでみてくださいo(^∇^)o



先日、宮崎慎二さんが音楽を手がけられた某アニメの録音がありました。
諸事情により現時点では録音の詳細については何もお話できないんですが、素敵な写真がたくさんあるのでご紹介を…(*^^*)



まずは、おっちゃんと宮崎慎二さん♪
ほぼ同じポーズですが、どっちの表情もいいなあと思ったんで2枚ともアップ!

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こちらは作曲の丸尾稔さんとフルートの金子奈美ちゃんです♪
丸尾さんはシンセのオペレーターとかされてたのかな…詳しいことを聞くの忘れました(^^ゞ

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続いては、宮崎さんと、この日の録音で代棒をされてた多田彰文さんと、中村博さんというイマジンの新人作曲家さんです♪

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あ、今年1月からテレビ東京やATーXで放送されてる「となりの関くん」というアニメをご存じでしょうか?私はニコニコ動画で見てるんですが、ずっとにやにやしながら見てしまうような楽しいアニメです。中村さんはこのアニメのEDの作編曲のほか、本編の劇伴を多田さんと共作で担当されてるんですよ(*^^*)



最後はこの日のフロア全体の様子です。
マサさんグループの弦が頑張ってますね〜!多田さんの凛とした感じが素敵です(*゚▽゚*)

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いかがでしたか?
いつかこの日の録音についてもうちょっと詳しく語れる日が来るんじゃないかなあと思うんで、どうぞお楽しみにo(^∇^)o

2013年9月6日

おっちゃんは、サウンドシティのAスタに行きました。

「ルパン三世」「小さな旅」の音楽でおなじみの大野雄二さんとのお仕事で、拘束時間は3時間だったそうです。この3時間というところを少し説明すると、おっちゃんたちのお仕事は劇伴録音の場合は最低拘束時間が2時間というのが基本で、ダビングとかの場合は大体はその2時間で…それもまあ多くの場合は余裕を持って収まるようなスケジュールになってるんだそうです。

でも3時間というとその2時間ではとても無理ってことなわけで、つまりは「かなりの曲数がある」ってことが想像できるんだそうです。そんなわけで、この日はおっちゃんもある程度の覚悟をしてスタジオに入ったそうですが、案の定ずっしりと重みのある譜面を手渡されたそうですよ(^^ゞ


奈美ちゃんが撮ってくれたおっちゃん♪

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さて、そんなたくさん何のための音楽をやったかと言うと、10月の金曜ロードショーで放送される「ルパン三世」の新作テレビスペシャルなんだそうです。金曜ロードショーのサイトを見ると、正式なタイトルは「princess of the breeze ~隠された空中都市~」というみたいですね。

おっちゃんたちは先に録られてたリズム隊やブラス隊の上にダビングって形だったそうですが、フルートの中川昌三さんのアドリブが大活躍していて面白かったそうです。

あ、何で先にフルートが入ってるのに、またおっちゃんが?…って思われるかもしれませんが、中川さんのソロ的フルートに、おっちゃんの伴奏的フルートが入るって考えたらいいです…かね?(^^ゞ


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で、録音自体は特にトラブルもなくスムーズに進んだそうですが、それでも絶対的な曲数が多かったので、おっちゃんたち木管パートさんは3時間ギリギリまでかかったそうです。ちなみに、この録音にはマサさんたちの弦グループも参加してるんですが、その弦の拘束時間は4時間。やっぱりものすごく曲数が多くて、かなり大変だったみたいですよ。

そのマサさんのグループほか、この録音に参加した方々の写真が、マサさんのブログ(こちら)に綴られてますので、ぜひ合わせてご覧くださいねo(*^^*)o

マサさんのブログを見ても分かりますが、ほんと豪華なメンバーですよねえ。テレビスペシャルのためにこの編成でこれだけの時間をかけて録れるってのは、やっぱり巨匠ならではのことだろうな…って、おっちゃんも感心してました(*^^*)

そういや、一眼レフを持った女性がフロアでミュージシャンの皆さんを撮りまくってたそうですが、その写真はどこで使われるんだろう…ネット上とかなら私たちでも見えるのになあ。


互いに写真を撮り合うおっちゃんと奈美ちゃん(笑)

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ところで、先ほどご紹介したフルートの中川昌三さんは林りり子さんのお弟子さんだそうで、つまりはおっちゃんと同門。さらに言うと、大野さんがまだ作曲家というよりスタジオミュージシャンとして活躍されてたころから、たまたまスタジオで大野さんとお会いすると傍にくっついて熱心に大野さんの演奏や音楽について勉強されてたとかで、おっちゃんにとっても大野さんにとっても小さいころから知ってる可愛い弟?息子?みたいな感覚があるようです。でも、そのわりには「あいつも歳を取ったよねえ」なんて失礼なこと言ってたみたいですけどね(;^◇^;)ゝ

まあ、休憩中にはそんな話題も含めて、雑談に花を咲かせて楽しく過ごしたようですよ(*^^*)

こうして無事に終わった録音ですが、今回の音楽はいわゆる打ち込みではない…おそらく手弾きだと思われるシンセの音があって、それがまた今どきの音源ではなく少しアナログっぽい音色がかえって斬新な感じで、なかなか面白いものに仕上がってるようですよ。また、オープニングには(もしかしたらエンディングにも?)女性のヴォーカルが入ったりもするようです。オンエアが楽しみですねo(*^^*)o


ダビングに参加した編成は、フルート(おっちゃん&金子奈美さん)、オーボエ(庄司知史さん)、クラリネット(女性)、ハープ(朝川朋之さん)、弦(マサさんのグループ:6422)、エンジニア(三浦克浩さん)でした。


オンエアの日が分かったら、ここに追記しておきますね(*^^*)



↓11月12日追記
「ルパン三世 princess of the breeze ~隠された空中都市~」は当初10月放送予定でしたが、11月15日の放送となったようです♪

2013年4月25日、おっちゃんはビクターの302スタに行きました。
スタジオに向かいながら「302だから小編成かなあ」なんて思ってたら、小編成どころかオーボエの庄司知史さんと2人っきりでダビングでした。おっちゃんたちの前にはマサさんのグループがやってたみたいですけどね♪

さて、何の音楽をやってたかと言うと…7月から放送予定の「きんいろモザイク」というアニメです。公式サイトを見ると、かわいらしい女の子がたくさん出てくる学園コメディのようですね。タイトルの「きんいろモザイク」はイギリスから金髪碧眼の女の子がやってくるということで、その金髪に関係があるようです…が、どうなんでしょ?


音楽は川田瑠夏さん♪
川田さんは今年の1月から3月まで放送されてた「閃乱カグラ」というアニメの音楽も手がけられてて、それにおっちゃんが参加したことでレポもさせていただきました→こちら

そして私も何回かオンエアを見せていただいたんですが、レポ内で取り上げた篠笛と尺八風フルートの掛け合いの曲が確か第1話でさっそく使われてて、深夜にテレビの前で1人で盛り上がってたのを思い出します。そうした和風の音楽だけでなく、疾走感のあるノリのいいものやピンクパンサーのテーマのようなもの、低音のピアノがビンビン響いてカッコいいものなど、音楽が多彩で見ていて楽しかったです。そのサントラが3月27日に発売されてますので、ぜひ聴いてみてください。アニメを見てなくても楽しめるタイプの音楽だと思いますよ(*^^*)

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「閃乱カグラ」のときは全体的に和風の音楽が多いということで篠笛を中心にフルートを尺八風に使ったりしてましたが、今回は特殊楽器なしでフルートとピッコロのみ。たった2人なのでフロアで一緒にするのかと思いきや、別々のブースに入って録ったそうです。理由は分かりませんが、何かお互いの音が回り込まないように録る必要があったんでしょうね。シーンによってはステムで使うこともあるのかなあ。あ、おっちゃんだけでなく庄司さんのオーボエも途中で何回かダビング…つまり1人2重奏をやったりしたみたいですよ♪

そうそう、今回おっちゃんが参加したのは7~8曲だそうですが、その中に楽譜を横に広げるといわゆる勧進帳のような状態になって、それが1メートルを超えるような長い曲もあったそうです。テレビアニメの劇伴でそこまで長いのって、ちょっと珍しいような…?それぞれのシーンに合いそうなところをぷちぷち切って使うのか、シーンは移り変わっても音楽はその下で切らずに流してストーリーに大きな流れを作るのか、そのあたりも興味深いところですo(*^^*)o


あと、あのおっちゃんですら「こりゃ難しいな」と思うような曲もあったんだとか…。たとえば、かなり速い3拍子の2小節に5連音符を3個(つまり6拍の中に音符が15個ってことですよね?…とか書きながらも、あんまり音が想像できん私)、さらにはその中で「rit(だんだん遅く)」という指示があって、最初に楽譜を見たときにはどうなることやらと思ったんだそうです。でも、そこは40年以上ものキャリアがあるおっちゃん、案ずるより産むが易しで思ってたよりずっとサラッと吹きこなせたそうです(*^^*)

そのほかにはフルートでは音域が高すぎて無理なところをピッコロに持ち替えて切り抜けるケースなんかもあったようです。そのあたりの持ち替えに関しては川田さんがとても柔軟に対応してくれたので、すごくやりやすかったとか…何はともあれ、こうして無事に録音を終えたそうです。


最後に川田さんとの記念撮影♡

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川田さん、おめでたなんだそうですよ。そう言われてみれば、おなかのあたりがふっくらしてますね。このアニメが放送されるころには生まれるのかな…お体に気をつけて元気な赤ちゃんを生んで、ママの作った音楽を聴きながらすくすく大きくなっていってくれることを願ってやみません。


このアニメの詳しい放送日程はまだ発表されてませんが、分かり次第この記事に追記しておきますね。7月放送をどうぞお楽しみにo(^∇^)o

2012年10月29日、おっちゃんは「クレッセント スタジオ」に行きました。このスタジオはマンションのようなビルの1階にあるんだそうですが、看板らしきものがなくて、いつもうっかり通り過ぎそうになるんだそうですよ。特に最近は年に1~2度しか来ることないそうなので、今回も「おっとっと…」みたいな感じだったとか(^^ゞ


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さて、この日のお仕事は「閃乱カグラ」という戦国の世を舞台にした忍の活躍を描いたアニメだそうです…と言っても随分とグラマーでセクシーな女の子がいっぱい出てくる、ちょっと男の子向けなアニメのようですけどね。公式サイトを見ると、サブタイトルに「胸躍る♪ 究極の爆乳ハイパーバトル」なんて書いてあるんで、そのあたりからも何となく想像つくかな?



↓こちらが番組のPVです(^.^)b





音楽は川田瑠夏さん。
おっちゃんがお会いするのは今回が初めてのようですが、声優さんの歌やアニメの主題歌、それにキャラソンなどの作編曲をたくさん手がけてらっしゃる方です。ときどき作詞もされてるようですよ(^.^)b


川田さんとの2ショット、素敵な方ですよね♪

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で、おっちゃんがスタジオに着いたときにはちょうど西村浩二さんによるトランペットの録りが終わったところで、おっちゃんの開始予定時刻よりは少し早かったそうですが、もうそのまま前倒しで録音に入ったそうです。

お仕事のオーダーの段階で「フルートで尺八風に吹いたりできますか?」なんて聞かれてて、それには「まあ一応…」なんて答えたものの、実際に現場で譜面を見るまではちょっとドキドキだったとか…結局、フルートとピッコロと篠笛を使ったみたいですけどね。

篠笛と尺八風フルートのアドリブの掛け合いとか、ピッコロ自体もかなり和風なフレーズだったりとかで、吹いててなかなか面白かったそうです。ときどき音域的に厳しかったり、出せないものもあったそうですが、そこは適当にオクターブを上げ下げして吹いたらOKがもらえたそうで、そうやってのびのび吹けたところもまた良かったのかもしれません。おっちゃんの笛が入ってるのは4曲くらいだそうですが、これは是非ともオンエアで聴いてみたいところですo(^-^)o


それにしても、現場でこの「閃乱カグラ」というタイトルだけ見て「ああ、それで全体的に和風な感じやし、尺八風なんてのが必要なんかあ」なんて思ってたそうですが、まさかこんなセクシーな女の子たちが出るアニメとは…おっちゃん、あとで公式サイトを見てビックリしてましたよ(^^ゞ


このアニメは2013年1月から放送開始のようです。まだ公式サイトにはどの局で…なんてことが書かれてませんが、そのうち発表になるのかな。どうぞ、お楽しみにo(^-^)o



↓12月5日追記
公式サイトで放送情報が発表になってますね!
2013年1月6日からATーXやチバテレビなどで放送がスタートするようです。
詳しくは公式サイトのこちらをご覧くださいね♪

4月から始まったアニメの中で私が注目してる作品の1つに「坂道のアポロン」があります。これは、小さいころからクラシックピアノに親しんできた主人公の西見 薫が同級生でジャズドラムをやってる川渕千太郎との出会いによってジャズにハマり、そのジャズセッションを中心に高校生らしい恋愛模様や友人関係などを描いたアニメで、あちこちで「クオリティが高い」と評判のようですね。

関西での第1話の放送後には、このアニメの演奏シーンの録音に携わったエンジニアの伊豫部富治さんから聞いたお話をご紹介させていただきました。まだ読まれてない方は是非この機会に♪→こちら



さて、その中でもさらに「素晴らしい!」と絶賛されたのが、関西圏では夕べ放送のあった第7話です。何が素晴らしいって、Bパートの後半で何と3分31秒ものセッションシーンがあったんです。それも、薫と千太郎…ピアノとドラムだけのセッションです。


そのセッションシーンが↓こちらで見られますよ。




この演奏、この映像と音とのシンクロ具合…いやもうテレビに食い入るように見て(聴いて)、最後に薫が立ち上がって弾いたとこなんか、私まで腰が浮いちゃいましたよ(^^ゞ


で、この演奏シーンの録音について、またまた伊豫部さんから貴重なお話を聞かせていただきました\(^O^)/


録音は昨年12月27日の午後3時から、中目黒の「青葉台スタジオ」で行われました。ここは昔「キティレコード」のスタジオで、伊豫部さんは1980年から82年まで井上陽水さんの録音で通ってたそうですよ。で、現在もスタジオの機能(まあ構造とかですね)などはほとんどその当時のままなんだそうです。


薫のピアノを演奏するのは松永貴志さん、そして千太郎のドラムを演奏するのは石若 駿さんです。このお2人で、まず「私のお気に入り(My Favorite Things)」で始まって「いつか王子様が(Some Day My Prince Will Come)」→「モーニン(Moanin)」で終わる、あの3曲メドレーを録ったそうです。作曲の菅野よう子さんがお2人に譜面を渡し、アニメシーンの説明をしてリハーサル。そのあと譜面の行き方などを確認したらすぐに本番。伊豫部さんの記憶では、1発OKだったそうですよ~!

ジャズの場合はあまり何度も練習するとよくないことが多いようですが、それにしてもあのセッションを1発でOKなんて…私はジャズのライブなんてはるか昔に1~2度しか行ったことないんですが、よく行く友達なんかは「ピアノとドラムの息が合うところの微妙な間合い…ライブだってなかなかこんな瞬間に立ち会えないのに何でアニメでこんなことが?」を感激&感心しきりでした。


そうそう、まだ話数の若いころ…薫はジャズを始めたばかりということで、菅野さんから松永さんにかなり細かい演出指導があったそうです。実際にすごく弾ける人がわざと不慣れな感じに弾くのって難しいでしょうねえ。でも、この7話ではもうだいぶ時間が経って上手くなってるということで、思いっきり弾けてたそうですよ(^O^)


ところで、オンエアでは体育館のアップライトピアノとドラムということでしたが、実際の録音では普通にグランドピアノを使っているそうです。特にグランドピアノをアップライトピアノのように録音するということもなかったとか…。とにかく、気持ちよ~く弾いてる松永さんの音色を、存分に楽しんでいただければと思います♪

そんな松永さんの、この録音についてのコメントがこちらで読めますよ(^.^)b


こうして無事にこのメドレーを録り終わったあと、千太郎と同じクラスの松岡星児が率いるロックバンド「ジ・オリンポス」の録音もしたそうです。こっちはどうだったのかな…ちょっと気になるけど、とりあえず今回はこの素敵なセッションについてお話しました(*^^*)
ついに関西テレビ圏でも始まりました!
2012年4月スタートのアニメの中でとても楽しみにしていた1つがこの「坂道のアポロン」です。原作は小玉ユキさんが描かれた漫画で、2007年11月から2012年3月まで小学館の「月刊flowers」で連載されました。2009年には「このマンガがすごい! オンナ編」の第1位にも輝いたそうですよ。クラシックしか弾いたことのない主人公の西見 薫がある人との出会いをキッカケにジャズにハマっていくというお話で、月刊フラワーズのサイトのこちらで、試し読みもできます(^.^)b

さて、その音楽を担当されたのが菅野よう子さんです。
菅野さんのお仕事については、うちでも過去にCM音楽からアニメの劇伴まで何度も取り上げさせていただきましたね。で、いままではおっちゃんというミュージシャン目線でのレポだったんですが、今回はエンジニアさん目線でのお話をしたいと思います。





今回の菅野さんの音楽は劇伴の部分と演奏シーンの部分に分けて録られたようです。で、その演奏シーンを録られたのは、こちらもまたレポで何度も取り上げさせていただいたベテランエンジニアの伊豫部富治さんです。伊豫部さんと言えば劇伴の録音レポだけでなく、飲み会レポの方でも何度も登場していただいてますよね♪


その伊豫部さんのお話によると、この録音は昨年12月上旬に始まったそうです。
↑のPVや第1話をご覧になった方はもうお気づきだと思いますが、このアニメは演奏してるときの動きがすごくリアルなんですよね。それもそのはず、この音楽を録るときのミュージシャンの周りには、音を録るためのマイクだけでなくカメラもいくつか設置して指の動きやアクションなどを撮影し、それを見ながら作画の制作をする…という手法が取り入れられてるようです。こういう、モデルの動きをカメラで撮影して、それをトレースしてアニメにすることを「ロトスコープ」というそうで、マックス・フライシャーという方が考案したんだそうです。何と1919年にはもう商業作品としてこの手法が使われてたそうですよ。

最近こうしたリアルな動きをするアニメが増えてきましたが、その中でも特にこのアニメは細かいところまで再現してるような…ドラムを叩くシーンのあの素早い腕の動きやその先のスティックのブレ(…って言うのかな?)など本当にすごかったと思います。こういう演出って、音楽が好きな方にはたまらないでしょう(*^^*)

いやあ、それにしても西見くんがドビュッシーの「月の光」を弾くときのピアノにタッチする瞬間とか、千太郎のドラムのシーンとか、見ててゾクッとするくらいの映像でしたねえ。


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さて、続いては録音のお話です。
録音に入る前に音楽プロデューサーさんから伊豫部さんの方に「あの時代の空気感を再現してほしい」とのお話があったそうです。この作品の舞台は1960年、レコーディング目線で言うとマルチ録音が登場する前…ブースなどなくて、同じフロアに一堂に会して「せ~のっ!」で演奏を始めるような時代なんだそうです。で、当時はそうした録音に向いた…つまり余計な響きを抑えてアンサンブルに重点をおいた設計になってるスタジオがいっぱいあったそうですが、いまはもうないんだそうです。どこへ行ってもライブに設計されてるんだとか…私にはどういう違いがあるのか分かりませんが、とにかくこうした条件で当時の空気感を再現することは不可能ですよね。

でも、そこはマルチ録音より前の時代からバリバリお仕事をこなしてらして、しかもライブ録音のスペシャリストな伊豫部さんです。楽器の配置やマイクのセッティング、それに機材を駆使してあれこれ試されたそうです。あの地下室っぽいところでのドラムの演奏、素敵でしたよね~!

その録音の手順や機材の配置、それに伊豫部さんがこだわられたことなどを、伊豫部さんのHPのこちらで触れてくださってます。ぜひぜひ読んでください。ピアノを録るときの弦に対するマイクの位置や距離、ドラムを録るならマイクをどこに設置してどこを狙うか、ベテランエンジニアさんならではの鋭い目線で綴られていて、読んでいると自然と手を握りしめてしまうようなエネルギーを感じます。

また、このコラムでは、うちのレポでもときどき軽く触れているマルチ録音の問題点についてもがっつり語ってくださってます。これはほんと面白いし、別に音楽の専門家じゃなくても色んなことが学べると思います。ぜひ読んでみてくださいね。


こうした伊豫部さんのこだわりの元で12月上旬から1月28日までの間に5回に分けて録音され、満を持しての放送開始となりました。この先どんな物語が展開されるのか、どんな演奏シーンがあるのか、菅野さんの音楽もほんと素敵なので私も大事に見ていきたいと思いますo(^-^)o


最後になりましたが、この演奏シーンに関わられたミュージシャンのお名前をご紹介したいと思います。
ピアノ:松永貴志さん、ドラムス:石若 駿さん、トランペット:類家心平さん、ベース:鳥越啓介さん、フィーチャリングボーカル:手嶌 葵さん&古川昌義さんです。

そして、この演奏シーンの曲を含むサントラが、来たる4月25日に発売となるようです。詳しくはサントラ特設サイトをご覧くださいね。で、こちらもどうぞお楽しみに(^.^)b

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↓5月30日追記
3分半ものセッションシーンが話題になった第7話の録音レポ→こちら


↓6月1日追記
mabanua (マバヌア)さんのブログに伊豫部さんが録音を担当された最終日(1月28日)の様子が紹介されています。小さくて見えにくいんですが、写真の中央の椅子に座ってるのが伊豫部さんですよ~!→こちら
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