携帯からアクセスしたときにブログタイトルが長すぎて見にくかったので
「はたらくおっちゃんミニレポ集」から「ミニレポ&雑記帳」に変更しましたm(__)m

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
岸本みゆきさんという脚本家さんがいらっしゃいます。
アニメ「結界師」「ベン・トー」に「ムシブギョー」などの脚本を手がけられてる他、「SDガンダム三国伝 風雲豪傑編」などの構成にゲームの制作にも関わられてるようです。私はこの岸本さんに2013年に行われた岩崎琢さんのライブの打ち上げ(こちら参照)で初めてお会いしたんですが、とてもノリのいい面白い方なんですよ(*^^*)

その岸本さんが今年になって始められた活動の1つに「岸本みゆきのミルキー・ナイトクラブ」というのがあって、岸本さんに縁のある方々をゲストに呼んで、美味しいワインを飲みながら業界のあれやこれやについて自由に語るという楽しい番組です。で、すでに第4回まで終わってるんですが、その4回目のゲストが作曲家の和田薫さんと岩崎琢さんでした。詳細は→こちら


まずは乾杯( ^^)/▽☆▽\(^^ )

20140911_1.jpg


このあとは岸本さんが和田さんのウィキペディアにあれこれツッコミを入れたり、業界の金銭関係というダークな部分に容赦なく切り込みを入れたりするかと思えば、マジメな著作権のお話から劇伴録音やアフレコの裏話、海外録音のときのエピソードなども語られて、ほんと楽しかったです。

20140911_4.jpg


で、この番組は最初の1時間は無料で見られるんですが、その最後の方に視聴者プレゼントのコーナーがあって、和田さんと岩崎さんそれぞれがプレゼントを持ち寄ってました。
和田さんからは「疾風!アイアンリーガー」と「銀河戦国群雄伝ライ」のサントラを…しかもただのサントラじゃないです。和田薫さんが実際に聴いてらしたものにサインまでつけてくれてるっていうレアものです!

20140911_3.jpg


そして岩崎さんからは何かの作品のために作ったとかいう未公開ボーカロイドの音源と、10代のころに作った女声合唱曲「ガラスの瞳」の音源という、これまた超レアなものです!(ガラスの瞳についてはうちのブログのこちらも参考にしてみてくださいね♪)

20140911_4.jpg


どっちも欲し〜い!(*゚▽゚*)
ただ、残念なことに私は無料会員なので(しかも有料会員への移行の仕方がイマイチ分からん)応募方法について語られるという有料部分が見れなかったんですが、どなたがこの幸運をつかんだんでしょうねえ。そして、その有料部分の30分ではどんなことが語られたんでしょうか…気になりすぎます(>_<)


そうそう、この番組の中でもチラッと語られて、その後はご本人のツイッターでも語られてたんですが(こちら参照)どうやら来年また岩崎さんがライブをやってくれるようです。それも2回も!こりゃまた、絶対に上京計画の中に織り込まんと…こちらの情報の続報も楽しみですo(^∇^)o


無料部分の最後は何かドタバタでしたが、とりあえず和田さんが手を振ってくれてるところのキャプチャを…(^^ゞ

20140911_5.jpg



そんなこんなの第4回でしたが、第5回のゲストは声優の茶風林さんです。
「名探偵コナン」で目暮警部役を、最近の「サザエさん」では波平さん役を演じられてる大御所さんです。放送は10月9日の夜9時開始。生放送で1回きりなんで時間のタイミングを合わせるのがとても難しいんですが、これも是非とも見てみたいですo(^∇^)o

スポンサーサイト
東京で開催されてるのをテレビで見てからずっと行きたいと思ってた「特撮博物館」についに行ってきました\(^o^)/

20130620_1.jpg



ここから先はネタバレを含みますので、これから行こうと思われてる方は引き返すか、適当にサラッと流し見してください(^^ゞ




会場である愛媛県美術館に入ると正面にさっそくこんなパースセットが…!

20130620_2.jpg

手前の「展示品・機材にお手を触れないように…」という札を隠して見れば「あら、高速道路を走行中に撮ったのかな…随分といいお天気の日に行ったんだなあ」みたいに思えるでしょ?それくらいよく出来てます。で、余談ですが、実はこの日はすごい大雨だったんですよ(;^◇^;)ゝ



会場内ではウルトラマンや仮面ライダーや快傑ライオン丸などのデザイン画やスケッチ、それに実際に使用されたマスクに劇中で使用された新聞などなど当時を語る貴重なものがたくさん展示されてました。

戦艦や戦闘機、武器や小道具などもたくさんあって、ほんと萌えました!

そして「風の谷のナウシカ」のラストに出てくる巨神兵を実体化させてCGを全く使わずに作られた約9分の実写短編映画「巨神兵東京に現わる」も上映されてて、これがなかなか面白かったです。何が面白かったって、そのメイキング映像がもう…!

ビルの倒壊シーンを撮るのに、いかにリアルにそして迫力ある映像にするかで「テンパーガラス式」と「伊原式」という2つの倒壊のさせ方を実際にやってみて検証してたり、巨神兵が口から出すビームによってビルが吹き飛び溶解するシーンをどうするかで、食品サンプルを作るときに使う液体に赤や黄色の色を混ぜて風船に詰めて破裂させたときの映像を重ねるなどなど…見ていてすごくワクワクしました。


最近はアニメにもたくさんCGが使われるようになって、それで確かに迫力も見応えも増した部分はあるんですが、やっぱりまだその質感やぬるぬる動く感じに違和感を覚えることも少なくありません。だからでしょうか、何かこう「コンピュータ上じゃなく実際に人の手で作られてるのっていいなあ」とか思っちゃいました。



展示物の最後には撮影可能なミニチュアステージがあったんで、そこで撮ったものを貼っておきます。


まずは、友達がフェイスブックのカバーにしてるのを見て、何の疑いもなく「これ誰の部屋?」ってアホな質問をしまった、前述の短編映画の中に出てきた部屋のミニチュアです。

20130620_3.jpg 20130620_4.jpg 20130620_5.jpg



そして、その部屋の模型のすぐ横には、今年の春の選抜高校野球大会で準優勝まで行った済美高校の模型が…!

20130620_15.jpg 20130620_14.jpg

これ、東京での開催時にはなかったみたいなんで、やっぱり開催地が愛媛ってことで新たに作られたんでしょうかねえ。あ、済美高校はこの会場となってる愛媛県美術館のすぐ傍にあるんですよ。美術館に着く直前にこんなツイートしてた私としては、この模型を見たときにちょっと笑ってしまいました。模型には「祝準優勝」の垂れ幕だけですが、この日の実際の済美高校には「○○大学○名合格」っていう垂れ幕が10本くらい(もっと?)かかってましたよ♪



あとはまあ、あえて何も語らず一気にどどーんと貼ってみよう!

20130620_7.jpg 20130620_6.jpg 20130620_8.jpg 20130620_13.jpg


20130620_9.jpg 20130620_11.jpg 20130620_12.jpg


20130620_20.jpg 20130620_16.jpg 20130620_17.jpg  20130620_18.jpg



最後に、これらを動画でも撮ってみましたので、ここでは巨人のように見える私の目線での映像もどうぞ♪(携帯からアクセスされてる方はこちらで見えるのかな…)






いやあ、ほんと楽しかったです。
ただ、2時間ちょいしか時間がなくて各展示物につけられている庵野秀明さんのコメントもちゃんと読めてないし、じっくり心ゆくまで眺められなかったセットもいっぱいあったのが悔やまれます…いつかまた日帰りとかで行けそうなところで開催されたら、そのときはもっとたっぷり時間をかけて見たいですo(^∇^)o

7月から始まったアニメの中に「TARI TARI」というのがあります。江ノ島や藤沢市・鎌倉市を舞台とした女子高生の物語で、合唱が作品の大きなテーマになっています。音楽アニメって色々あると思うんですが、私にとってはクラシックの「のだめ」とジャズの「坂道のアポロン」に続く3作目。私自身にほんの少しだけ合唱経験があることもあって、とても興味深く、そして楽しく懐かしく見ています。

また、深夜アニメにありがちな肌の露出度の高くて卑猥なポーズを取るキャラがいないことや、萌えを意識した(あざとく狙った)セリフがないところに好感が持てますし、画面全体の色合いや背景美術がとても美しいのも私にとっては魅力的な部分です。何より音楽に向き合う姿勢や思いにハッとさせられることが多くて、また合唱やってみたいなあって気持ちにさせてくれます(*^^*)


この音楽を担当されてるのは浜口史郎さん。
浜口さんと言えば「劇場版クレヨンしんちゃん」や「ワンピース」などのダイナミックな音楽から「ジュエルペット」のような愛らしい音楽まで手がけられてる引き出しの多い方ですが、最近だと私は「とある飛空士への追憶」の音楽が印象に残ってるなあ。フランス風って言うんですかね…繊細で優しくて美しいメロディが作品を大いに盛り上げてました。正直なところ、あの映画は個人的にはストーリー構成やキャストがかなり残念だったんで、音楽が救った部分がとても大きいと思っています。

そんな浜口さんですが、あまり歌ものは手がけられてないような…あ、編曲とかはわりとされてるんでしょうけど、作曲からとなると何があるかなあ。う〜ん、私が印象に残ってるのは「おおきく振りかぶって」の中で流れた美丞大狭山高校の校歌(これ)かなあ。甲子園での高校野球中継を見てると最近はけったいなメロディの校歌があって驚くことも少なくないんですが、浜口さんが書かれた美丞大狭山の校歌は原作の歌詞を上手く生かした校歌らしい校歌で素敵でした。そのほかには……はて?

ところがですよ、この「TARI TARI」の中では浜口さんの書かれた歌もの…合唱曲がいくつか聴けます。しかも、どれもとても美しいんです。特に2話と6話で流れた「心の旋律」なんてもう「これ、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲にしなよ〜!」って叫びたいくらい美しいです。


デュオバージョン




クィンテットバージョン




どうですか?
歌詞もすごく心に響くもので、聴けば聴くほど心に染みてきて泣きそうになるくらい素敵な曲だと思うのは私だけではないはず…。
このほかにも作品の舞台となってる白浜坂高校の校歌(これ)や熱血ヒーロー「ガンバライジャー」のテーマソング(これ)も浜口さんの作曲なんですよ(^.^)b


で、このサントラが9月26日に発売になります。しかも2枚組!(詳しくは→こちら
DVDの特典としてしかサントラがつかなかったり、特典にすらならなかったりする作品が多い中で、これは珍しいし嬉しいですよねえ。2枚組ってことはオンエアで使われてるもの全部が収録されてるんじゃないかなあ…もしかしたら、録音はしたけどオンエアで使われなかったものなんてのも?チョー期待!o(^-^)o


テレビ放送も残すところあと1〜2回。
亡くなったお母さんと和奏(わかな)との間で交わした約束の歌がいよいよ披露されるようです。そして、きっとこの曲の作曲も浜口さんでしょう。次週の放送が待ち遠しい、最後まできちんと見届けたいと思う素敵なアニメです☆彡

これまで何度かツイッターでもご紹介してきたアニメ「キングダム」が、ついに6月4日から始まりましたね!

この音楽を担当されたのは、関 美奈子さん。
私がいつもツイッターで「ミナさん」って呼ばせてもらってる方ですね。また、うちのHPでは「面白い!」「分かりやすい!」でとても好評だった「譜面制作のお話」や、2011年の劇場版ポケットモンスター「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」の録音レポで登場してくれた方です。


ミナさんにとってテレビアニメの劇伴を担当したのはこの作品が初めてだそうで、その記念すべきアニメの放送開始を私もとても楽しみにしてました。あ、我が家はBSが映らないのでリアルタイムでは見られなかったんですが、友達からの「いまミナさんのお名前が…!」みたいな実況メールで随分と興奮しましたよ。ほんと、嬉しいですねえ(*^^*)

KINGDOM_1-1.jpg
(c)原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ



で、翌日には実家で見れたんですが、この第1話はすごかったですね~!(まだ見られてない方は、ネタバレにご注意くださいm(__)m)

番組開始からわずか1分ちょいのところで、さっそくミナさんの音楽が流れました!
前に「ロワール河の城」という作品(こちら)を聴かせてもらったときも「とてもスケールの大きな曲を書く方だなあ」と思ってたんですが、今回はさらにその上をいく感じです。

個人的にはタイトルコールやアイキャッチもすごく惹き付けられるものがあって、できることならメールの着信音にしたいなあって思うくらい気に入ってます♪



あと、今回の第1話の最大の見せ場であると思われる、漂(ひょう)の死ぬシーンです。ここの音楽の煽り効果はすごいものがありましたねえ。私としては最初は「え…1話で主人公が死ぬの?それでこの先どうすんの?」なんて思ってたんですが、途中からはそんなの吹っ飛んでポロポロ泣いてましたよ(>_<)

KINGDOM_1-2.jpg  KINGDOM_1-3.jpg
(c)原泰久・集英社/NHK・総合ビジョン・ぴえろ

このシーンは音楽そのものが素晴らしいのはもちろんのこと、音楽の入り方や音がグッと大きくなって見てるものの心を強く揺さぶるタイミングなんかも素晴らしいものがあったと思います。いやあ、第1話からやられたわ(^^ゞ



そうそう、漂に託された地図を持って信(しん)が駆け出したあとの何処かの王宮のシーンに艶やかでミステリアスなヴァイオリンソロが流れてたのがとても印象的でしたが、あのソロは押鐘貴之さんなんです(^.^)b

押鐘さんについては前にこのブログでも詳しくご紹介させていただきましたが(こちら)、今年になってついに実際にお会いすることができたんですよ。この深くて甘やかな音色とは打って変わって、豪快な食べっぷりに軽快なトークで常に周りの人たちを楽しませてくれるオモロいお兄さんでした。このギャップが押鐘さんの大きな魅力の1つな気がします(^O^)

20120502_12.jpg 20120502_13.jpg 20120502_14.jpg

その押鐘さんのブログのこちらに録音時の様子が写真つきで紹介されてますので、ぜひ合わせてご覧くださいね♪



ところで、今回のアニメには「セルテイストの3DCG」という作法が使われてるそうです。もともとCGが苦手だったり見慣れない方には、あのキャラがふんわりゆらゆらと動くのや舞台が立体的に回るような感じのにちょっと抵抗を感じられるかもしれません。実は私もその1人なんです…。だから、あの漂の死ぬシーンは手描きでホッとしたというか、手描きだったからこそ余計に感情移入できた気もしてます(^^ゞ

でも、それについて監督の神谷 純さんが「制作会社としてはほぼ初めての3DCGなので、温かい目で見守っていただけると嬉しいです」というようなことを話してらっしゃいましたね。その他この作法について、こちらでまとめて読むことができますよ。これを読むと、それまで強かった抵抗が弱まったり、今後の成長というか進化が楽しみになってきたりするんじゃないでしょうかo(^-^)o


それにしても、声優さんたちの熱演ぶりも素晴らしかったですねえ!
いい意味でちょっと暑苦しいと思うくらいのセリフに演出…それをミナさんの壮大で大人のかっこ良さがある音楽がさらに煽って盛り上げつつもクールに見せる。これがもし中~高音域を中心とした軽めの音楽だったら悪い意味での暑苦しさが出てきたんじゃないかなあ。音楽の影響力の大きいアニメだなあ…というのが私の第1話の感想です。

実家に行かないと見えないのがちょっと手間なんですが、音楽はもちろんストーリーも今後が楽しみなアニメですo(^-^)o


2011年の末に劇場版ポケモン「ビクティニと白き英雄レシラム」の映像特典であるオーディオコメンタリーについて書きましたが(こちら参照)、今回は「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」のオーディオコメンタリーについて書きたいと思います。まあ、ゼクロムの本編についても色々と語りたいところですが、やっぱりうちのブログとしては取りあえずオーディオコメンタリーに絞って書こうかと…(^^ゞ


今回のコメンタリーも前回と同じくプロデューサーの盛 武源さん、監督の湯山邦彦さん、音響監督の三間雅文さんが、そこにゼクロムの音楽を担当された多田彰文さんと澤口和彦さんが加わって計5人でワイワイやってます(^.^)b

Pokemon-2011_D1.jpg



まず冒頭から「最初はアバンはゼクロムもレシラムも同じ音楽を使うという設定だった」「でも、最初から違和感があった方がいいだろうという理由で、現状のように全く別の音楽をつけることにした」など、劇伴ファンからすると「おおっ!」となるようなお話からのスタートです\(^O^)/  


今回の映画に関しては、監督さんやプロデューサーさんの方から「ゼクロムはホルン、レシラムは笛!」という指定があったそうですが、笛といっても色んな種類がありますよね。その中で多田さんがフルートに絞っていった理由というか、多田さんのフルートに対するイメージなどが語られてますよ。

そうしたお話を踏まえて録音レポを読んでいただくと、また違った面白さがあるかも…です(^^ゞ



☆多田さんの音楽の中でのゼクロムのイメージを吹かれたホルン隊の皆さん♪

20110521_1.jpg


☆レシラムのイメージであるフルートを吹いたおっちゃんとピアノのミナさんと多田さん♪

20110521_2.jpg

あ、劇中で流れるピアノの曲の全てをミナさんが弾いたかどうかは未確認です。もしかしたら別録りで他のミュージシャンの方が…とか、もしくは多田さんご自身が弾かれてる…なんて可能性も?



で、録音レポを読んでいただくと分かるように、多田さんはご自身が作曲された分の録音のあとに宮崎慎二さんの録音で代棒をされてるんですよね。そうした流れの中でのご自身の心情について、周りのスタッフさんから面白いツッコミを入れられながらもすごく丁寧に語ってくださってます。


ところで、このゼクロムの方は多田さんと澤口さんという2人の作家さんが作曲されてますよね。まあ、厳密に言えば宮崎さんの方にも丸尾 稔さんが参加されてるわけですが…とにかく、そうすると「音楽メニューをどういう風に分担するか」とか「お互いの曲のバランス」みたいな、宮崎さんのときとはまた違った問題…というか難しさがあるようです。このあたりのお話はなかなか面白かったですよ~!


さて、レシラムの方の感想にも少し書きましたが、この2本の映画にはいくつか共通のシーンがあるんですね。まあ、ちょっとキャラの視点が違ったり、持ってるものの色が違ってたりはするんですが、それにしたって「音楽でこうも雰囲気が変わるのか」と驚きましたよ~。シーン全体から受ける印象も変わりますが、キャラそのものの印象も変わるんです。たとえば同じ顔で同じ声のはずなのに、片方は大人びて見えて、もう片方は子供っぽく見える…って感じでね。

こんなふうに至るところで違いのある2本の映画ですが、唯一まったく同じ絵・同じ音楽なところがあるんです。それがOPなんですねえ。これはまあスタッフさんたちが「1つくらい同じものがあってもいいんじゃない?」ってことでそう決まったようですが、それでもオーディオコメンタリーの中では「でも、もし違いを出すならどうしたらいいと思う?」「そうだねえ…」なんて感じで話してるんです。とにかく、常に別視点を探して変化(進化)していこうって感じで、ただ見てるだけの私も大事なことを学ばせていただいたように思います。

その「どうしたらいいと思う?」ってな話し合いですが、これがまたおっさんたち(すみません(^^ゞ)のぐだぐだトークのようでありながら、実は「確かにそれは面白いかも!」みたいに納得できる部分もけっこうあるし、そうかと思えば何故か急に宮崎さんが皆さんの肴にされまくってて大笑いするハメになったりして、ほんと面白かったですよ(*^^*)


Pokemon-2011-B.jpg


そうそう、宮崎さんと多田さんの書かれたポケモン劇伴の大きな違いの1つに「ピアノ」が挙げられます。これはサントラを聴いてもらうとすぐ分かりますよね。で、なぜピアノなのか、どこがどうピアノなのか…みたいなことが今回のコメンタリーで語られてます。さらにはレシラムの方のコメンタリーでも多田さんのピアノに関するコメントを受けての宮崎さんのコメントみたいなものがあるんで、やっぱりこれは是非とも両方のDVDを観ていただきたいですねえ。

うん…私はたまたまレシラムの方から観ましたが、コメンタリーの収録順やお話の流れからすると、ゼクロム→レシラムと観る方がより面白いように思います。だから私も今回のゼクロムを受けて、もう1回レシラムを借りてこようかなあなんて思ってますo(^-^)o


それから、最後の方に登場するヘリコプターのプロペラの音について、すごい事実が明かされますよ~。これは必聴!いやあ、効果音を作る方って、ほんとすごいなあと思いました…というか、アニメの制作に関する知識が皆無の私なんかは「効果音って、こんなふうに作るのかあ」みたいな感じで、ワクワクが止まりませんでした(^O^)



何で14年目という半端なときに突然こんなふうな2本立てになったのか、今後もこういう映画の作り方をすることがあるのかは分かりませんが、映像と音楽の関係や音楽が映像にもたらす効果などについてじっくり考える機会が持てたのは本当に良かったと思っています。ぜひ皆さんも、このゼクロムとレシラムのDVDをレンタルしてみてくださいね(^.^)b



最後に2012年の夏に公開される「キュレム VS 聖剣士」のトレイラーをどうぞ♪




ゼクロムのオーディオコメンタリーを聴くと「もしかして、今度の宮崎さんの劇伴は○○って変化をするのかも?」なんて思っちゃいますが、はてさてどうなんでしょう。今後の情報が楽しみなところですo(^∇^o)(o^∇^)o
今年の劇場版ポケモンは「ビクティニと黒き英雄ゼクロム」「ビクティニと白き英雄レシラム」の2本同時公開という前代未聞の展開があったわけですが、残念ながら私は映画館では観ることができませんでした。





でも、先日からDVDレンタルが始まり、まずレシラムの方を観ることができました~!
いやあ、音楽だけは先にサントラで何度も聴いてるんですが、やっぱり映像と一緒になるとまた違う感動と興奮がありますねえ。

しかも、そのレンタルDVDには映像特典として、レシラムの音楽を担当された宮崎慎二さんや監督さんたちによるオーディオコメンタリーがついてるんです。普通オーディオコメンタリーって、レンタルじゃなく買う方のDVDの特典だったりしますよね。それが今回はレンタルの方で楽しめるんです。そして、これがもうほんと貴重なお話の連続で面白いんです(*^^*)






あ、映画本編に関しては、相変わらず映像(特に背景)が綺麗だなあとか、水の透明感が素晴らしいなあとか、サトシがレシラムの背に乗って登場するシーンは鳥肌が立つほど格好いいなあとか、最後までずっとハラハラドキドキが止まらない展開だなあとか色々と思うところがあったんですが、あのオーディオコメンタリーを聴いてしまうともうそっちが語りたくて…(^^ゞ



そのコメンタリーにはプロデューサーの盛 武源さん、監督の湯山邦彦さん、音響監督の三間雅文さん、音楽の宮崎慎二さんの4人がお話されてます。

ゼクロムの声を担当された高橋英樹さんのアフレコ後の裏話やビクティニの声を担当された水樹奈々さんの声についてとか、宮崎さんからスタッフさんに「ここは低弦が活躍してるところなので、SE(効果音)に負けないように音量を上げてほしい」との要望を出されたシーンのことなど、ずっと「へえ~!」「そうかあ!」「ここでそんなことが…?」とワクワクしっぱなしです。


そうそう、本編中にビクティニがピカチュウやサトシたちにハート型の果物みたいなのを配るシーンがあるんです。で、そこに木管メインのあたたかくて柔らかな音楽がつけられてて和むんですが、そのあたりについて三間さんが映像と音楽のタイミングについて面白いことを語られてます。特に、マサさんがヴァイオリンでやった猫の鳴き真似みたいな音についてなんかは、フィルムスコアリングの思わぬ副産物っていうか可能性っていうか、劇伴好きにはゾクゾクするお話でした。


Pokemon-2011-w.jpg


あと、私はまだゼクロムの方は観れてないんですが、どうやら2本の映画で同じようなシーンがいくつかあるんですね。え~っと、監督さんのこだわりでカットは少しずつ変えてるんだっけ。でも、ほぼ同じシーンなのに、ついてる音楽は宮崎さんとゼクロムの音楽を担当された多田彰文さんとで全く違う…ほんと、別のシーンかと思うくらい作家さんたちの解釈が違うらしくて、そのあたりも見どころのようです。

まあ、そうやって2本の映画のカラーの違いをハッキリ出すために三間さんは音楽メニューの書き方も意識的に変えたようですが、実際に作家さんに発注するまでの流れについて詳しく、そして音楽メニューに関する監督さんとのやりとりについても語られてます。あと、今回の宮崎さんと多田さんにってだけでなく、作家さんによって音楽メニューの書き方をどう変えるか…なんてお話も、すごく興味深かったです。


これは是非、たくさんの方に聴いていただきたいですねえ。で、そのときに、一緒に私が作った録音レポにも目を通していただけると嬉しいです(^^ゞ


ゼクロムとレシラムの録音レポはこちら


最初は4人の緊張が視聴者にも伝わってくるようなちょっと固めのトークから始まったコメンタリーですが、だんだん砕けてきて(グダグダ感が出てきたともいうw)今回の映画のお話だけでなく、過去の映画のロケハンのお話やそのロケハンの現地での映画とは関係ないエピソードにまで脱線して、ほんとに面白かったです。


最新作ということで明日には返さないといけないんですが、できれば最低でももう1回くらいは観たいなあ。そして、できるだけ早いうちにゼクロムの方もレンタルして、多田さんのコメントを聴きたいですo(^-^)o

Pokemon-2011-B.jpg
ツイッターの方でもチラッと書きましたが、今日は手持ちの漫画やDVDを売りに古本屋さんに行ってきました。店内に大きく「買い取り金額30%アップ」なんて書かれてたんで期待したんですが、状態は良くても昔の漫画は1冊20円、最近の漫画でも60円から80円くらいにしかならず(あ、2冊だけ100円で取ってくれたのがあったなあ)ガックリ…。DVDも大事に大事に扱ってきてほぼ新品のような状態だったんですが200円くらいにしかならなくて、その場でへなへなと座り込みそうになりました。でもまあ委託販売じゃなく買い取りなんで、こんなもんかもしれませんねえ…。


で、査定してもらってる間に↓こんな本を見つけて、思わず買ってしまいました~!

oofuri-b1.jpg  oofuri-b2.jpg


まだザッとしか読めてませんが、これがなかなかいいんです。たとえば野球の基本ルールを分かりやすく解説してくれてたり、各高校のピッチャーの投球フォームが1コマずつ描かれてたり…監督さんやキャストの方々のインタビューもすごく面白かったです。特に第24話「決着」のアフレコ現場の様子なんかを読んでからアニメを見直すと、また違った感動が込み上げてきて泣ける泣ける…ほんと、よく出来てるアニメだと思いました。

残念ながら音楽に関してはスタンドで演奏してる応援曲についてしか触れられてませんでしたが(私の見落としがあるかも?)、浜口史郎さんによる劇伴の効果もすごく大きかったと思います。試合中、何度あの劇伴に煽られて泣いたことか…そうかと思えば、おっちゃんのリコーダーがメインの曲ですごく前向きで楽しい気分にさせてもらったりね♪


あ、その浜口さんによる劇伴の録音レポを1期は2度に渡って(こちらこちら)、2期では1度(こちら)作らせていただきましたが、これらに久々に目を通しつつ、また近いうちに第1話からちゃんとアニメを見直したいなあなんて思ってます(*^^*)
2011年の夏アニメで1番ハマってた「NO.6」が、さっきついに最終回を迎えてしまいました。う~ん…やっぱり尺が足らなさすぎて、最後の2話(特に最終話)は恐ろしいまでの詰め込み感が…。原作9冊分もの内容を11話でまとめようってのが、そもそも無理な話ですよね。でも、これは原作を読んでるからこそ足りないと感じるんであって、アニメだけ見てる方はそうでもないのかな…アニメはアニメなりの解釈や展開があったんで、原作未読の方もわりと楽しめてたりして?


で、いろいろと書きたいところですが、うちのブログとしてはまずは音楽の話から…。
前にこちらで第8話と第9話で流れた劇中歌についてちょっと辛口で書きましたが、最終回でも「風のレクイエム」の方は流れました。ただし、今回は沙布役の安野希世乃さんがヴォカリーズっていうか「La」のみで…。しかも伴奏もハープとシンセに内蔵されてるコーラスみたいな音でシンプルにまとめてたんで、これはすごく綺麗だと思いました。安野さんの歌のあとに入ったスキャットみたいなのはビミョーですが…(^^ゞ

あと、紫苑の亡骸の横でネズミ役の細谷佳正さんが歌詞つきアカペラで悲しみに声を震わせながら歌い、そのあと先ほどの安野希世乃さんがまた柔らかなシンセ音に乗って優しく歌い上げるヴァージョンも…うん、このあたりの演出はなかなか感動的でしたねえ。まあ、それでもやっぱり基本的にこの歌が…特に後半の「魂よ、心よ…」のあたりからのメロディが思いっきり童謡っぽくて残念なことには変わりないんですが、第8話や第9話でのような作品の世界観とかけ離れた伴奏がつくよりずっとずっと素敵でした(*^^*)


☆いまならこちらで最終回が見えますよ♪


歌以外の劇伴部分は美しいメロディのものや勇ましい&荘厳な雰囲気のものもたくさんあったんですが、どこか一昔前のような雰囲気がするんですよねえ。これは曲の構成のせいだけでなく打ち込みの音質のせいもあるように思います。上手く言えませんが、もうちょっと生音に近い音色で、生楽器の奏法や響きに似せたような構成になってたらより良かったのかも。もちろんシンセでしか出せない味わいって部分はそのまま大事にしたいんですけど、楽器の部分はよりリアルな方が…ね(;^_^A

まあ何だかんだ言っても、私にとっては未知の劇伴の世界を覗き見ることができて良かったと思っています。音響監督の三間さんのツイッターで、どのシーンでどういう思いを込めて選曲したか…なんてのを読みながらオンエアを見るのも面白かったですしね。


そうそう、全11話のうちで3回くらいエンディングが先行したんです。そのうち1回は大サビまで流してくれたんですよね。これは曲がいいこともあって、視聴者の感情を強く揺さぶるのにとても効果的だったと思います。最終回なんかはまずステムでカラオケを流して、2コーラス目から歌を入れるという粋な入れ方でした。その曲のテレビサイズを貼っておきますね♪




それから、この作品の魅力の1つには声優さんの名演技も挙げられると思います。ネズミ役の細谷佳正さんはイヴとして舞台でハムレットを演じてるときにちょっと棒読みっぽいなあと思ったんですが、そんなの大した問題じゃないくらい全体的にすごく良かったです。紫苑役の梶 裕貴さんの怒号や絶叫はほんとに素晴らしかったと思います。作品の良し悪しを決めるのは脚本や映像と音楽の関係ももちろんですが、声優さんの演技によるところも非常に大きいですよねえ。だからこそ、なおさら思うんです。せいぜい学芸会レベルの演技しかできないタレントや歌手を、宣伝目的にアフレコに参加させるのは本気で止めてほしいと…。


あと、この作品で気に入ってたのは草薙さんの描く背景です。
↓は第9話の1シーンですが、この本棚に並ぶ古書の感じがすごく好きなんです(*^^*)

  

もちろん、これ以外にも素敵な背景はいっぱいありましたよ。そういや「黒執事2」の背景も草薙さんなんですが、それもほんとに素敵だったんです。何かあの作品に関しては、物語は斜め見で背景と劇伴ばかりに意識がいってたような…(^^ゞ



さて、最後に最終回を見た感想を…。
私は別に原作が完璧だとは思ってませんし(特に最終巻はやっつけ感が強かった気がしたし…)、アニメはアニメの解釈&展開で進んでもいいと思ってるんですが、それにしてもこの最終回はあまりに詰め込み過ぎな気がしました。そのためにキャラの心理描写やセリフが中途半端になってしまい、本当はキャラ同士の心の結びつきが見えてくるはずのところで片方のキャラがただの嫌なやつに見えたり、主人公をいったん死なせて歌で蘇らせるというアニメオリジナルな展開を入れたためにこの作品の大きなテーマの1つである「生にしがみつくこと」が軽んじられてるように見えたりして、ちょっと残念に思いました。

でも、ここまでの経緯や紫苑の亡骸に寄り添って自分も逝こうとしてるネズミの姿は第3話で2人の会話に出てきた「幸福の王子」にそっくりで、スタッフさんはこれを見せたいために紫苑を死なせたのかなあと思ってみたり…(^^ゞ




そういえば、脚本の水上清資さんがラジオで「紫苑とネズミの恋愛の関係性の移ろい…くっついたり離れたり、足並みが揃ったり揃わなかったり…最後まで噛み合わないんじゃないかと思うような恋愛関係がすごく魅力的で、それを最大限アニメで描きたい」って話してらしたので、やっぱりそちらに重きを置くためのカット&変更だったんでしょうかねえ。それとも、水上さんというよりは長崎健司監督に何か意図するところがあったんでしょうか…これはいつかインタビューとかで読んでみたいなあ。

何はともあれ、第5話で約2分にも渡って描かれたダンスのシーンや例の劇中歌を1コーラス丸ごと流してたのを少し削って(最終回での描かれ方をもって振り返ると、赤ちゃんやネット記者のエピソードも大幅カットで良かったような…)もうちょっと矯正施設や人狩りの意味を説明するとか、もっとキャラの心情が分かるようなセリフやエピソードを入れても良かったのでは…と思います。

   

あと、最後に紫苑とネズミがキスをして別れるという原作の中で最も美しくて切ないシーンは、アニメだけ見てると何でこの2人が別々の道を歩かなければいけないのか分からないような…原作未読の方は分かったんでしょうかねえ。大体、アニメだけ見てるとあれが「別れのキス」に見えちゃう気がして、その時点でもう原作の雰囲気とはだいぶ違うんです。あ、第7話のおやすみのキスやこのキスのためにBLだとかホモアニメだとか言われてるようですが、私はそうではなく…もっとピュアで深いものだと思ってます。脚本の水上さんも「恋愛」という言葉を使ってはいますが、決してBLとは捉えてなく「もっとスピリチュアルなもの」とおっしゃってたと思います。

で、原作ではNO.6を崩壊させるという目的を達成して別の地へ旅立とうとするネズミに紫苑が「一緒についていきたい!きみのいない世界なんて何の意味もないんだ!」と泣きすがり、ネズミに「浮遊する者である自分と留まる者であるあんたが一緒にいることはできない」と諭されるんですよね。そして「再会を必ず、紫苑」という言葉とともに誓いのキスをされるってシーンなんですが…その一連のやりとりが全てカットされた上に、アニメだと紫苑が「再会を必ず」ってセリフを言ってるので紫苑は再会は願ってるけどネズミとの別れをそれほど惜しんでなさそうだし、ネズミの方も子離れした親みたいな感じで二度と紫苑の前に現れないような雰囲気すらあります。原作のあのシーンがすごく好きだった私としては残念な演出なんですが、もしかするとアニメではあえて「別れのキス」という解釈で進め、ネズミの子離れと紫苑の親離れってことで2人の成長ぶりを描こうとしたんでしょうか?

それから欲を言えば、紫苑が母親である火藍と再会するシーン、その火藍にネズミが抱きしめられるシーンは原作ではわずか数文字でしか表現されてないんで、是非とも映像で見てみたかったです。そして、NO.6の再建委員会に入った紫苑がネズミと運命的な出会いをした台風の夜を思いながら大きく窓を開け放ち「入ってこい、ネズミ!」と、ただ一心にネズミを待つシーンも…。あ、でも、さっき書いたようなサラッとした別れ方だったんで、アニメの紫苑はそこまでネズミを待ってないのかな?




兎にも角にも、尺が足りなさすぎて残念…という思いが大きく残る作品でした。キャラデザも作画も背景も声優さんの演技も素晴らしかったんで、ほんともったいないです。でも、第1話と最終話で同じように紫苑を後ろ手に押さえ込んだときのネズミの表情の違いや、第2話でネズミが紫苑に手を差し述べたのに対し最終話では紫苑がネズミに手を差し伸べる絵にすることで2人の関係の変化を描いてるのかなあと思ったり、イヴが演じたハムレットの1シーンのセリフはそのままネズミの紫苑への心理を表してるのかなあと思ったり…1話から通して見るとまだまだアニメならではの面白い演出がいっぱいありそうなんで、そのうち見直してみようと思います。久々にいい作品に出会えて、良かった良かった(*^^*)


☆キャラクター原案のtoi8さんによるイラストも素敵でした(^O^)

      



↓10月11日追記
10月8日に発売になった「PASH!」11月号に脚本の水上清資さんの「NO.6は紫苑の物語だから、紫苑のセリフで締めたかった。だから原作ではネズミが言ってる"再会を必ず"という言葉を紫苑に言わせた。その方が2人の心の結びつきをより表現できると思った」というようなコメントが載っています。なるほどねえ…ふむふむ。

アニメ版「NO.6」には、第1話と第7話に出てきたチェリーパイ&ココア、第3話と第11話に出てきた手術シーン、第7話と第11話に出てきたキスシーンなどなど、全11話の中で色んな部分がリンクしてるんですよね。さらには最終話で紫苑がチップ(NO.6の全て=過去)を壊して赤ちゃん(未来)を抱いて歩いていくというシーンがあったり…とにかく「記号」を用いた演出がとても多い物語だったように思います。まあ、それ自体は悪いことではないんですが、そこにこだわるあまりに肝心な部分が色々と曖昧になってしまったような気がしますね…。

それから、10月5日に発売になった「活字倶楽部(2011夏秋号)」に載ってる原作者あさのあつこさんのインタビューを読むと、まだ原作の最終巻が出てないうちからアニメの制作に取りかかってたみたいですね。その時点であさのさんの頭に浮かんでる設定や展開はアニメスタッフさんに伝えられてたんでしょうけど、あさのさんはその場その場の思いつきでお話を書かれる方のようなので、先にスタッフさんに伝えられたあさのさんの構想が実際に発売になった原作にどこまで生かされてるのか…そんなわけで、アニメスタッフさんも随分と着地点に悩まれたんではないかと思います。

そこはほんとに大変だったと思いますし、そんな中でよくああやってまとめられたなあとは思うんですが、それでもやっぱり紫苑を死なせて歌で復活させるという展開には納得いきませんねえ。あの「NO.6」という物語においては「死んだ者が生き返る」なんてのは絶対にやってはいけないことだったと思うんです。あと、水上さんこだわりの紫苑による「再会を必ず」は、やっぱりネズミのセリフにすべきだったと思います。ネズミが言うからこそ、2人の心の結びつきが見えてくるのになあ。ああ、ほんとに残念…。
powered by
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。